単なる情報提供はインフォームド・コンセントに該当しない

患者さんが自らが受ける医療行為の内容について、十分な説明を受け理解したうえで(informed)、その内容に合意する(consent)ことを「インフォームド・コンセント」といいます。

重要なのはinformedの方ではなく、consent(納得)の方で、単なる情報提供はインフォームド・コンセントにはあたりません。医療者が行うべき説明の内容は、対象となる行為の名称や内容、期待される結果だけではなく、代替医療、副作用、成功率、費用、予後までも含んだ正確な情報が求められます。

代替医療、手術の成功率、費用など

患者さんは自身の受ける医療について十分な情報開示を受け、自分の価値観等に応じて自分で決定する権利を持っています。

しかし、認知症やがん終末期のケースで、自身で決定できない状態にある場合はどうするのかという問題があります。

その場合にも自己決定の権利を行使する手段として事前指示があります。自分の望む医療処置や、自分の代理として判断・決定してほしい人を指定することはできますが、医療やケアの内容は代理判断者の価値観に左右される可能性があるので、その人選は非常に重要です。

また、現時点では、青年後見人は治療方針や終末期の意思決定に関する事項は代理権に含まれていないと考えられています。

多くの病院で電子カルテが導入されていますが、医療者は画面に意識が集中しがちで、患者さんからは自分の話をきちんと聞いてくれているのか、という不満の声もあります。そこで効果を挙げているのが、電子ペンで画面に書き込むことができる液晶ペンタブレットです。

入力操作は簡単で、電子ペンを使ったスケッチや処方した薬剤、病返答をディスプレイに表示しながら患者さんとコミュニケーションを取ることができるため、充実したインフォームド・コンセントが行えます。