抗生剤使用の適正化と院内感染の予防に努めています

病院には数多くの患者さんが感染症を治療するために入院してきます。入院中に体調を拗らせて肺炎を併発したり、手術の傷が膿んだりすることもあります。

感染症に対する薬物療法は、病院で行われる治療行為の多くを占めていますが、それぞれの診療科で強力な抗生剤が使用され続けると、ほとんど全ての抗生剤が効かない細菌(多剤耐性菌)が出現し、院内に拡大する危険が高くなります。

近年は大学病院で院内感染が頻発

このような事態を予防するために、細菌では院内に感染制御部(室)が設置され、抗生剤使用の適正化と院内感染対策にあたっています。

総合病院の検査部門には細菌検査室が設置されています。ここでは、患者さんの痰や膿、血液などから採取されたサンプルを培地に塗布して培養を行い、細菌の種類を突き止めるとともに、さま座万種類の抗生剤の感受性を調査しています。

感染制御部の医師や細菌検査室の技師は、菌の種類や感受性テストの結果を主治医に連絡し、適切な抗生剤の選択について助言を行っています。