病院を取り巻くさまざまな情報を収集し、分析を行います

レセプト(診療報酬明細書)、オーダ(医師の指示)、検体検査、電子カルテ、看護、財務会計、人事管理、労務管理など病院で扱う情報は多岐にわたっており、多くの病院ではこれらを総称して院内情報システムと呼んでいます。

また、外来・入院患者数、診療科別患者数、病床稼働率、診療行為別診療報酬実績等のデータを収集し、分析を行ったり、診療報酬改定時の影響度をシミュレーションし、対策を検討するなどの業務を行っています。

データをどう経営に活用するかがポイント

電子カルテをはじめ、診療報酬データやDPCデータ等、病院を取り巻く多様な情報がデータ化されています。

重要なのは、収集したデータの分析を行って、経営改善につなげるための新たな戦略を導き出し、病院全体をその方向に持っていくことです。

また、データの重要性に対する理解を院内で徹底させることも大きな役割の一つとなります。データを入力する各スタッフがその重要性を理解していないと、入力の不備等も生じやすくなり、正しいデータの収集が困難になります。

カルテは5年間の保管が義務付けられており、患者さんによっては10年以上の診療記録がありますので、病院は膨大な数のカルテを抱えています。重要な個人情報が一杯詰まったカルテを保存・管理し、必要なときに迅速に担当部署に搬送する役割を担っているのは病歴室と呼ばれるところです。

大病院ではカルテの保管・搬出が完全に機械化されています。時には、他の病院から10年以上前の手術記録の提供を求められたり、治療成績をまとめるために過去の入院患者のデータを100人単位で用意して欲しいと院内の医師から頼まれることもあります。

近年は電子カルテの導入により、このような手間は随分と軽減されてきました。